第22回 信頼できる病院・医者

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医者が信頼できるできないについて

まずは、表題について最初に言いますが、医者個人の力の差は確かにあります。

腕の良い医師にかかることは、もちろん良いことです。

ただ、手術などのない内科治療に限っては、それよりも病院単位で見た方が良い場合があります。

 

そう言う話です。

確かにおどおどしている研修医より、どっしりのベテラン医が安心という意見が多いかもしれません。

まあそれはそうなんですけど、ここでは、ちょっと見方を変えて、看護師さんとか薬剤師とか、周りのスタッフの良し悪しをみるのが、病院の判断に良いと言う話をしたいと思います。

重要なこと:頼りない医師がオドオドしている → しかし看護師とコミュニケーションとれている。

これなら、まあ少し安心です。

 

理由を説明します。

特に救急病院なんかだと、研修医より看護師の方がよく病気のことをわかっている、もしかしたら診断も看護師にやらせた方がいいのでは、と思うことすらある。

つまり、医師がポンコツでも周りが良くて、意思疎通ができていれば及第点の時があるよ、っていうことです。

中の下
中の下

自分が指導する立場なら、まずは(優秀なあの)看護師の言うこと聞きなさい、と言うでしょう。

悩んだら、もちろん自分に相談にこいだけど。

他の分野で考えてみてもちょっと当てはまると思う。

例えば、総理大臣とか大統領とかの権限あるけど、官僚のトップあたりが結局色々決めて動くことも多いじゃない。

他には、大きい会社の社長とかも同じ。

要は、誰も社長が直接毎回営業に来たり、工場で朝から組み立てすると思わないでしょ?

ということです。

 

医師は、大統領ほど偉いわけではないけど、言いたいことは同じです。

看護師さんや薬剤師さん他が、結局注射したり簡単な治療や指導はすることになるわけです。

なので、優秀なスタッフは、ちょっとずつ経験を積んでよく実践で勉強している、診断能力も高ければ治療の流れも頭に入っているわけです。

ペーパードライバーの研修医ごときがかなう要素なんてないです。

だから、医者だけみて、ヘボだから病院だめで即チェンジが必要というわけでもない。

特に緊急でない、ちょっとした病気でみてもらうような場合はそう。

 

実働部隊が優秀で、ちゃんと機能していればオッケーです。

これは頭に入れといて損はないと思います。

医師を選んだ方が良い場合

もちろん、医師を選ばないと後で後悔する場合もあります

外科治療(内科でも胃カメラ治療とか心臓カテーテルとか)ある場合は、医者の力の差が大事になるので、近くの悪い評判の病院より遠くの良い評判の病院を勧めます。

一回主治医になっても、嫌ならいやと言うことが大事。

同じ専門の医師でも意見がまるで違う人多いから、患者さんとの相性の良し悪しはあります。

ちょっと古いけど、白い巨塔みた人は、東教授と財前五郎とか思い浮かべるとイメージしやすいかもしれません。

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