自分のとった戦略と結果について話したいと思います。
医学部受験を考える上ですごく大事な点は、センターと二次の配分を正しく理解することです。
これ、ただ自分の受験校の配分を知ってるだけではダメですから。
そこらへん今日は話したいと思います。
センターが得意
センター試験と二次試験の両方得意だったら悩みは少ないかもしれませんが、どっちかだけ得意という人は多いのではないかと思います。
まずは、センターが得意パターンの話をしていきます。
現役ではこちらの方が多いと言われていました(今でもそうですかね?)。
では、一つ例を挙げて考えてみましょう。
センター90%取れるけど、二次試験は70%くらいしか取れない人がいたとします。
この人は高い確率で徳島大学に合格できるでしょう。
(なぜならば、センターの配点が高い(9:4)からです)
でも、同じくらいの偏差値でも、例えば鹿児島大学だと合格できる確率はかなり下がってしまいます。
(センターの配点が低く、1:1くらい)
大学選びは大事です。
現在さきほどの例くらいの能力がある人は、一点でも苦手の二次試験の点数を上げるというところだけに時間とエネルギーを使うよりも、どこを受験するかという作戦を考えた方が医学部に合格しやすくなります。
二次が得意
次は逆パターン(二次試験が得意)をみていきましょう。
ちなみに自分は二次試験が得意パターンでした。
センターは全部で8割ちょっとですが、医学部合格しています。本当です。
あくまで自分の感覚ですが、センターの配点がだいたい40%より下であれば、二次で逆転して受かる可能性は高いと思っていたので、そういう大学にしました。
具体的に計算してみれば、イメージが簡単です。
合計100点満点で考えます。
仮にセンターの配点を40%(40点分)としましょう、するとセンター8割と9割の人では32点と36点、つまりセンター試験ではたったの4点差しかつかないことになります。
残りの二次試験で60点の競争です。
60点あったら、ちょっと得意分野なら他の人から4点くらい逆転できるかもって思いませんか?
そういう作戦です。
上手くいきました。
落とし穴
こういった話は、言葉にすると簡単ですが、もちろんできない人もいます。
どの学部でもそうですが、受験を考える上でいくつか注意点があります。
ひとつは、二次試験の問題は難易度、相性によっても点数が変わることです。
過去問をしばらく練習しても何か噛み合わないなと思ったら、同じくらいのレベルで別の大学に変えたほうがいいことがあります。
例えば、ここの大学の数学の問題そんなに難しいと思わないけど、何か上手く解けないんだよね…みたいな感じです。
ちなみに医者はなってしまえば、大学はそれほど関係ないです。
なので、大学名への変なこだわりがある人は、こだわりは捨てて入れるところに一年でも早く入るほうがメリットは大きいです。
(東大医学部なら何浪しても構わない、という考え方は僕は間違えていると思います。)
あとは体のコンディションも大事です。
インフルエンザ、風邪には注意してください。
最悪持っている力の半分も出せないなんてこともありますから。
あと大事になってくるのはメンタルです、これについては自分の経験を話します。
自分はセンター8割って言いましたね。
そのあと自分に何があったと思いますか?
センターの結果だけみて、学部や大学のレベルを落とすようアドバイスしてきた人が多くいました。
家族、友人だけならまだわかりますが、受験のことをいろいろ知っている教師でさえそう言ってきた人もいました。
いやいや、むしろ志望変えたらセンターの配点多くなって余計僕不利になるやろ。
自分はそう考えたので、結局志望は変更しませんでしたが、あそこは精神的にきつかった。
センター失敗しただけで、「もうお前無理やわ」みたいな空気だされまくりましたから。
医学部受験に馴染みのない人は、センターが低くても受かる例があることをあまり知らないんです。
そういう例もあります、センター試験70%台でも作戦勝ちで医学部に受かった知り合いが2人います。
それぞれ違うやり方ですが、センター試験の結果が悪くても作戦次第では十分合格できるんです。
自分の頭で考えて大丈夫だと思ったら、周りに反対されてもどうか自分を信じて進んでください。
そこで折れたら多分後悔します。
人の話に全く耳を傾けないのはダメですが、結局自分のことを一番わかっているのは自分です。
ということで今日のメッセージ:
正しい戦略と努力のもと最後まで自分を信じましょう(きっと良いことがあると思います)!