第10回 いろいろなタイプの医者、医師免許の使い方

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一番難関の医学部受験を通過し、6年間の勉強の後国家試験に合格すると医師免許がもらえます。

さらに、2年の研修医を終えると、皆それぞれの道に進んでいきます

いろいろな医者

中の下
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自分は内科系に行きました!

ちなみに外科はチームプレイです、ブラックジャック的な生き方は現実問題無理です。

自分は、これまで体育会系で鍛えられてきたので、入ろうと思えばできたかもしれません。

でも些細なことがきっかけで手術室が嫌いになり、外科は選択肢から消えました。

診療科の選択については、他の人の話も聞いていますけど、みんな診療科を決めるきっかけは意外とたいしたことなかったりします

中の下
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例えば、憧れの部活の先輩がいるとか、実習で親切にされたとかね…。

ひとつ注意点があります。

診療科は、個人の適性があります、そして合ってない診療科にはいくべきではないと自分は考えます。

外科の先生から、こんな話を聞いたことがあります。

「10人研修医が回ってきたら、1人は才能があるから是非なってもらいたい、8人はなってもオッケー、そして残りの1人はお願いだから別の科に行って欲しい。」

外科は手術をします、極めて不器用な人には向きません。

他の科でも、それぞれ不向きなタイプがあります。

内科では、コミュニケーション障害が強いと診療に支障をきたします。

救急科では、スローペースの人には辛いです。

精神科では、感情移入しやすい人は自分のメンタルが持たないでしょう。

顕微鏡で試料を長時間観察する病理科では、目が弱い人は続けること自体大変でしょう。

ということで、適性のある科にいく事で、自身と患者さん双方の利益につながると思いますし、医者を目指す人は自分をよく見つめてから診療科を決めて欲しいです(合わないと周りの人にもなかなかストレスです。)。

他の仕事ー医師免許を生かしてー

医学部で勉強したことや医師免許を生かした働き方もあります。

有名な例だと山中先生です。

山中先生は、整形外科医として一流にはなれなかったけど、医学系研究者としては超一流です。

中の下
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iPS細胞を見つけましたね。

オプジーボの研究で有名な本庶先生も医師免許持っています。

医系技官という官僚の仕事もあります。

自分の知り合いにはいませんが、製薬企業コンサルタント系保健所などの選択肢もあるようです。

中の下
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ということで、他の仕事も色々とあります。向いていないなと思ったら、転職もできます。

病院で働く医師以外の職につくことについては、いろいろな意見があるとは思いますが、僕はその人に合っているなら賛成です。

先ほども言いましたが、あまりに不向きな診療科選びは最悪被害がでますので、適材適所で頑張るのがいいのではないでしょうか?

医師の挫折

医者としての人生は長いです。

中の下
中の下

医学生の時点で勉強についていけず挫折したり、うつ病になって数年その場にとどまっている人もいます。肌に合わないと感じて大学医学部を辞めていく人もいます。

極端な例では、医学部をやめてコックになった人もいるほどです。

また、無事医者になれても頑張りすぎて、大病をしたり最悪早死にしてしまう人もいます。

体は健康でも、教授の逆鱗に触れて望まない場所に飛ばされることもあります。

そういうわけで医者と言えば、人気の職業の一つですが、残念ながら楽しい話ばかりではありません

自分の周りの人に、医師の道を勧めるかと言われれば、「人によります。」としか言えません。

これは、また別の回で詳しく話そうと思います。

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